こんにちは。はかせです。
前回の「ふる川」の他に、実は、定山渓温泉で気になっていた温泉がありました。それは、「旅籠屋 定山渓商店」です。
定山渓保養所 渓流荘として長く親しまれた温泉が2年前に閉館。去年、リニューアルしてオープンしたと聞いていたので、一度行ってみたいと思っていました。
渓流荘には閉館の半年くらい前に数回行っただけでしたが、当時はキャンペーンで入浴料が510円と定山渓温泉では破格の安さでした。しかも、値段の割には浴室もきれいで、露天風呂は源泉掛け流し。温泉がよかったのでリニューアルが楽しみでした。
いざ定山渓商店へ入ってみると、玄関、ロビーの内装はオシャレな雰囲気にリフォームされていて、渓流荘の頃とはまったく変わっていました。ただし、入浴料も大きく変わっていました。なんと980円。定山渓の他所の温泉旅館・ホテルより安いとはいえ、キャンペーン価格と比べると、なかなか大きな値上げです。
さらに、大浴場の暖簾をくぐると、「あれ?」。そして、浴室へ入ると、ほとんど変わっていません。浴室にあるイスなどの小物類は小綺麗な新しいものへ交換されていましたが、浴室の内装などもそのまま。良くも悪くもほとんど変わっていませんでした。玄関、ロビーの様子から勝手に浴室も同じようにモダンな雰囲気への改装されているものだと思い込んでしまいましたが、露天風呂は渓流荘そのものです。
勝手な期待を裏切られはしましたが、温泉は以前と変わらず快適です。ただ、サウナはちょっと残念でした。空いていたのはいいのですが、サウナルームが広めで天井も高く、温度が低く感じます。天井付近に掛けられている温度計は90℃以上を示していますが、上段のイスに腰掛けていても天井まで遠く、ドライサウナに適した温度になっていないように感じました。下段のイスに腰掛けているような体感温度です。
当然、身体が温まるのにも時間がかかります。汗もなかなか出てきません。長い時間をかけてようやく身体が温まったら、「ふる川」のときと同じように水風呂には入らず、露天風呂の横で外気浴をしてクールダウンしました。サウナでの温まり方がイマイチなので、外気浴の気持ち良さもイマイチです。3セット試みましたが、結局、イマイチととのわないまま浴室から出ることになりました。
これまでドライサウナに何度か入ってみましたが、こんなことは初めてです。やっぱりドライサウナもセッティングによってちがうんですね。
ちなみに、定山渓商店は宿泊料金を抑えるためにいろいろ工夫しているらしく、浴室の改修を行っていないのもその一環のようです。日帰り入浴1,500円のふる川、980円の定山渓商店。520円の差をどう考えるかは人それぞれです。
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