2014年5月2日金曜日

はじまりは三角屋根

こんにちは。はかせです。

住まいの相談室 はしもとの事務所は、北広島の古い住宅街の一角にあります。こちらの朝日新聞の記事にもあるような、コンクリートブロック造の三角屋根の住宅もよく見られる地域です。



当社の事務所の隣に棟続きになっている室長の自宅は、ブロック造でこそありませんが、以前はデザインがほとんど一緒の木造の三角屋根でした。その自宅のリノベーションを行ったのが、今から7年前の2006年です。

その後、カーポートと事務所を順に増築した結果、元の三角屋根の雰囲気を残しつつも一風変わった外観となりました。たまたま事務所の前を通りかかった人の興味も引くようです。ちょうど新築を検討していた奥さんがご家族と一緒に突然訪ねて来たこともありました。

手前が事務所で奥が三角屋根の自宅(2012年)


昨年の秋、カーポートと事務所の改修を行ったのは、カーポートの床をきれいにして、事務所を補強するためです。自宅の工事などではよく実験的な試みを行うことがありますが、床に埋め込んだ丸太が予想以上に早く腐ってしまったため、全体をコンクリートで打ち直すことになりました。また、3・11後ということもあり、事務所の耐震性を強化するために柱も追加します。

工事はよくお世話になっている恵庭の工務店、アース21の会員でもある有限会社北清建設へお願いしました。薪ストーブと存在感が大きな太い柱で人気の工務店ですので、事務所の外観に“北清スタイル”も加わりました。いかがでしょうか?





住宅というのは建ててしまったらそれで終わりではないところが面白いですね。新築の状態をただ維持するのではなく、長く住み、手をかけて“使い古す”ことによって味わいと愛着が増す。そんな家づくりと住まい方が楽しいですね。