2020年3月19日木曜日

雑誌「Coyote No. 60 -SAUNA for Beginners」

こんにちは。はかせです。

2年以上前に出版された雑誌についてのお話になりますが、「旅」をテーマとする「Coyote」という雑誌があります。2017年に出版されたその第60号において、「SAUNA for Beginners 自然との新しい出会い方」というとても興味深い特集がありました。

まず、一番に目を引かれた表紙のスモークサウナです。南エストニアの森にたたずむスモークサウナは、ユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。ドラマ「サ道」の中でも燻製を作るためのスモーク部屋がサウナの起源であると語られたように、サウナの原点と言われているようです。熱源が薪というのも、自然との距離の近さを感じます。


フィンランドのサウナについても詳しく紹介されていました。日本の銭湯や温泉のようにフィンランドに点在していたパブリックサウナは一時、大きく衰退したそうですが、近年、フィンランドにもパブリックサウナのブームが到来しているようです。

中でも2017年5月にヘルシンキでオープンしたばかりのパブリックサウナ「ロウリュ」は、海に面していてサウナの後に飛び込むこともでき、お洒落なレストランとテラスも併設されているそうです。さすがはデザインの国、北欧のフィンランドだと思わせます。

この雑誌を読んだのは、はかせが水風呂に入ってサウナにハマる2年以上も前でしたが、それでも十分に楽しめました。まさに「初心者」のサウナへの好奇心を掻き立てる内容が盛りだくさんでした。

そして、他にも興味深かったのは「オリンピックとサウナ」。2020年の今年、2回目の東京オリンピックの開催が予定されていますが、1回目の1964年の東京オリンピックでは、選手村内にスチームサウナがあったそうです。これが「ムシブロ大好評」という新聞の記事となり、続いて選手村にフィンランド式サウナも作られたこともマスコミに取り上げられ、ブームのきっかけとなったのだとか。

また、「昭和のサウナ史」の中で初めて知りましたが、日本で最初にロウリュサービスが行われたのは、1984年に札幌のサウナ「エスポ」の屋上サウナ小屋だったそうです。

「エスポ」は知る人ぞ知るサウナだったようですが、残念ながら、現在ではすでになくなっており、同じ場所には去年の夏に「Gardens Cabin」という名前のホテルが建てられ、そこにはセルフロウリュができるサウナが設置されているそうです。1,000円で日帰り入浴もできるようなので気になります。

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