こんにちは。はかせです。
サウナブームと噂される今年、2019年、女性の間でもサウナが注目されているそうです。そんな中で、女性が主人公で、サウナを扱っている漫画が「湯遊ワンダーランド」です。ここから1話試し読みできます。
独特の絵柄と世界観のため、少年漫画しか読まないような人には受け入れづらいかもしれませんが、サウナ自体がもともとサブカルチャーとしての要素が強かったようですので、それほど違和感はありません。この何ともいえない不条理やシュールさは、風呂やサウナでジワジワと上がっていく体温のようにゆっくりと効いて来る印象を受けます。
ただ、サウナを扱っているといっても、サウナを紹介するわけでも、サウナ施設を紹介しているわけでもありません。作者の女性が主人公となって「サウナがある日常」を感じたままに漫画を通して伝えている内容です。ですが、はかせにとっては、思いがけず重要な示唆を与えてくれるものでした。というのは、水風呂に目覚めるきっかけが紹介されていたからです。
主人公は風呂は好きでもサウナは特別好きではなく、弟に勧められたから入ってみただけ。もちろん水風呂にも入らない。水風呂に入ろう試みても結局入れず、一時は水風呂は要らないと思ったほど。ところが、ある日たまたまサウナから長時間出られなくなってしまい、サウナから解放されて飛び込んだ水風呂がオアシスだった、というのが水風呂に目覚めるきっかけだと紹介されていました。
当たり前といえば当たり前なのですが、風呂が「カラスの行水」では身体が十分に温まらないのと同じく、サウナも十分に入らないと身体は温まらないので、水風呂に入るにはちゃんと身体を温める必要があるようです。サウナではなく風呂で温まってから水風呂に入る「湯船派」もいるそうですから、大事なのはやっぱりしっかりと身体を温めることだと分かりました。
はかせはこれまでスチームバス(スチームサウナ )も含めて「約40℃のお湯に約10分間入浴」を続けてきて、身体が温まる感覚がつかめるようになってきました。先日はついにサウナ(ドライサウナ)にも入ってみました。今度、銭湯や温泉へ行ったときにサウナと水風呂を見つけたら、ぜひ水風呂に入ってみたいと思います。
では、よいお年を。
2019年12月27日金曜日
2019年12月20日金曜日
サンホールはぴねす
こんにちは。はかせです。
先月、11月末に旭川へ行く機会があったので、約10年ぶりにサウナに入ってみました。スチームサウナではなく、日本で一般的なドライサウナです。
朝から里山の100 mもないような小さな丘を歩いて登り、雪が積もった斜面をスノーボードと雪板で滑って遊び、昼ごはんを食べた後、近くの銭湯を紹介してもらいました。旭川の隣町、鷹栖町にある「サンホールはぴねす」という施設です。
当日は天気が良くて朝はとても冷え込んだものの、日差しがあって気温が上がって汗をかいたせいで身体がずいぶん冷えてしまっていました。サンホールはぴねすは温泉ではありませんが、入浴料が400円ととても良心的な金額です。最近のスーパー銭湯は1,000円前後も当たり前だったりしますが、ここはこの金額でシャンプーとボディソープまで備え付けられています。
着替えて浴室へ入ると、身体が冷えていたので、まずは身体の汗を流してから、自宅と同じように10分間を目安に湯船に浸かりました。体温計を持ってきていないので正確には分かりませんが、おそらく実際に体温も下がっていたのでしょう。汗が出てくるまでずいぶん時間がかかりました。
とりあえず、10分経って湯船から上がって身体と頭を洗い、もう一度湯船に浸かりました。すると、浴室の入口の横にサウナルームがあることに気づきました。こんな施設にもちゃんとサウナがあるんですね。日本でのサウナの普及率の高さに驚かされます。
そんなわけで、湯船で温まるのはほどほどに、湯船から上がって身体を拭いて、覚悟を決めてサウナルームのドアを開けました。その途端、中からは熱気が漏れてきます。苦手な暑さです。
サウナルームは1坪くらいで広くありません。先客が1人、上段の椅子に腰掛けていました。はかせも上段に座り、時計を探すと、正面の壁に12分時計がかけてありました。「サ道」で出てきたものです。見慣れないものなので針の動きに違和感があります。
サウナの入浴時間は7分くらいがいいとテレビか何かで聞いた覚えがあったので、とりあえず、7分を目安に入ってみました。すると、意外とドライサウナでも苦しくありません。温度計を見ると90℃しかないようで、もしかしたらそれほど温度が高くないからでしょうか。それでもさすがにしばらくすると汗が出てきます。風呂とはまったくちがいます。
7分経ったのでサウナから出て水風呂を探しましたが、残念ながらありませんでした。代わりにサウナの横にはシャワーがあります。おそらくシャワーで冷たい水をかけてクールダウンするのでしょう。ただ、このときはシャワーを浴びずに椅子に腰掛けていわゆる外気浴だけで済ませてしまいました。
もう一度サウナに入って8分くらい温まってみると、また同じように汗が吹き出してきます。でも、心配していたほど辛くありません。サウナには2回しか入りませんでしたが、風呂の10分間入浴やスチームバス(スチームサウナ )で身体が暑さに慣れたのかもしれません。
サンホールはぴねすでは水風呂がなかったので、残念ながら水風呂に入って「ととのう」感覚を体験することはできませんでした。それと同時に、水風呂に入らない理由があって良かったという安心感もありました。次もどこかでサウナに入ってみようと思いますが、今度こそ水風呂に入ってみなくては。
先月、11月末に旭川へ行く機会があったので、約10年ぶりにサウナに入ってみました。スチームサウナではなく、日本で一般的なドライサウナです。
朝から里山の100 mもないような小さな丘を歩いて登り、雪が積もった斜面をスノーボードと雪板で滑って遊び、昼ごはんを食べた後、近くの銭湯を紹介してもらいました。旭川の隣町、鷹栖町にある「サンホールはぴねす」という施設です。
当日は天気が良くて朝はとても冷え込んだものの、日差しがあって気温が上がって汗をかいたせいで身体がずいぶん冷えてしまっていました。サンホールはぴねすは温泉ではありませんが、入浴料が400円ととても良心的な金額です。最近のスーパー銭湯は1,000円前後も当たり前だったりしますが、ここはこの金額でシャンプーとボディソープまで備え付けられています。
着替えて浴室へ入ると、身体が冷えていたので、まずは身体の汗を流してから、自宅と同じように10分間を目安に湯船に浸かりました。体温計を持ってきていないので正確には分かりませんが、おそらく実際に体温も下がっていたのでしょう。汗が出てくるまでずいぶん時間がかかりました。
とりあえず、10分経って湯船から上がって身体と頭を洗い、もう一度湯船に浸かりました。すると、浴室の入口の横にサウナルームがあることに気づきました。こんな施設にもちゃんとサウナがあるんですね。日本でのサウナの普及率の高さに驚かされます。
そんなわけで、湯船で温まるのはほどほどに、湯船から上がって身体を拭いて、覚悟を決めてサウナルームのドアを開けました。その途端、中からは熱気が漏れてきます。苦手な暑さです。
サウナルームは1坪くらいで広くありません。先客が1人、上段の椅子に腰掛けていました。はかせも上段に座り、時計を探すと、正面の壁に12分時計がかけてありました。「サ道」で出てきたものです。見慣れないものなので針の動きに違和感があります。
サウナの入浴時間は7分くらいがいいとテレビか何かで聞いた覚えがあったので、とりあえず、7分を目安に入ってみました。すると、意外とドライサウナでも苦しくありません。温度計を見ると90℃しかないようで、もしかしたらそれほど温度が高くないからでしょうか。それでもさすがにしばらくすると汗が出てきます。風呂とはまったくちがいます。
7分経ったのでサウナから出て水風呂を探しましたが、残念ながらありませんでした。代わりにサウナの横にはシャワーがあります。おそらくシャワーで冷たい水をかけてクールダウンするのでしょう。ただ、このときはシャワーを浴びずに椅子に腰掛けていわゆる外気浴だけで済ませてしまいました。
もう一度サウナに入って8分くらい温まってみると、また同じように汗が吹き出してきます。でも、心配していたほど辛くありません。サウナには2回しか入りませんでしたが、風呂の10分間入浴やスチームバス(スチームサウナ )で身体が暑さに慣れたのかもしれません。
サンホールはぴねすでは水風呂がなかったので、残念ながら水風呂に入って「ととのう」感覚を体験することはできませんでした。それと同時に、水風呂に入らない理由があって良かったという安心感もありました。次もどこかでサウナに入ってみようと思いますが、今度こそ水風呂に入ってみなくては。
2019年12月13日金曜日
COP25と省エネとサウナ
こんにちは。はかせです。
今月2日からスペインのマドリードでCOP25(国連気候変動枠組条約第25回締約国会議)が開催されています。昨日、12日には、日本が原子力発電所の再稼働に固執したまま石炭火力発電を続ける姿勢に対して、国際環境NGOから「化石賞」を授与されました。
COP25にはスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリさんも参加しました。今年、日本を含め世界中の若者を巻き込んで気候変動問題の解決を訴えるデモが各地で繰り広げられたことは記憶に新しいことだと思います。
スチームバス(スチームサウナ)のメーカーであるTylo(現TyloHelo)社もスウェーデンの企業です。はかせが初めてスチームバスを体験したときに、体験ツアーのホストで秋田の建築家である鈴木さんから、スウェーデンの省エネとサウナについて話を聞きました。
1973年に第4次中東戦争が始まった影響で、原油の減産、石油価格の高騰からオイルショックが世界を襲いました。はかせの生まれる前のことですが、映像などで当時、日本では主婦がトイレットペーパーを買い求めてスーパーに押し寄せている様子が印象に残っています。
スウェーデンも日本と同じく原油の輸入国だったため、オイルショックの影響は大きかったそうです。その際、鈴木さんは、スウェーデン政府は省エネを図るため、風呂の入浴からサウナとシャワーへと切り替えを進めたと言います。
サウナといえばお隣のフィンランドの方が本場のような気がします。はかせが自分で詳しく調べたわけではないので確かなことは分かりませんが、スウェーデンも今ほどサウナが定着していなかったのかもしれません。
日本は「化石賞」を授与されてしまいましたが、日本人ひとりひとりの取り組みも大事です。住宅の高断熱・高気密化による省エネはもちろん大切ですが、日本の「風呂文化」を見直すことも必要かもしれませんね。
今月2日からスペインのマドリードでCOP25(国連気候変動枠組条約第25回締約国会議)が開催されています。昨日、12日には、日本が原子力発電所の再稼働に固執したまま石炭火力発電を続ける姿勢に対して、国際環境NGOから「化石賞」を授与されました。
COP25にはスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリさんも参加しました。今年、日本を含め世界中の若者を巻き込んで気候変動問題の解決を訴えるデモが各地で繰り広げられたことは記憶に新しいことだと思います。
スチームバス(スチームサウナ)のメーカーであるTylo(現TyloHelo)社もスウェーデンの企業です。はかせが初めてスチームバスを体験したときに、体験ツアーのホストで秋田の建築家である鈴木さんから、スウェーデンの省エネとサウナについて話を聞きました。
1973年に第4次中東戦争が始まった影響で、原油の減産、石油価格の高騰からオイルショックが世界を襲いました。はかせの生まれる前のことですが、映像などで当時、日本では主婦がトイレットペーパーを買い求めてスーパーに押し寄せている様子が印象に残っています。
スウェーデンも日本と同じく原油の輸入国だったため、オイルショックの影響は大きかったそうです。その際、鈴木さんは、スウェーデン政府は省エネを図るため、風呂の入浴からサウナとシャワーへと切り替えを進めたと言います。
サウナといえばお隣のフィンランドの方が本場のような気がします。はかせが自分で詳しく調べたわけではないので確かなことは分かりませんが、スウェーデンも今ほどサウナが定着していなかったのかもしれません。
日本は「化石賞」を授与されてしまいましたが、日本人ひとりひとりの取り組みも大事です。住宅の高断熱・高気密化による省エネはもちろん大切ですが、日本の「風呂文化」を見直すことも必要かもしれませんね。
2019年12月6日金曜日
いい風呂の日
こんにちは。はかせです。
先月のことになりますが、11月26日は「1126=いいふろ」と読めるので、「いい風呂の日」なのだそうです。それにちなんで、NHKあさイチでお風呂の特集をしていましたが、その中で先日、ここでも書いた「入浴法」が紹介されていました。
紹介された入浴法の中には、「40℃の湯に合計10〜15分間」と「42℃の湯に10分間」という似ているようで実は結構ちがうものがありました。そのうちの後者の「42℃」が「ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法」のようです。オリンピック選手がトレーナーの指導を受けながら実施しているとのことですが、入浴中の体温の上昇を把握しておくことで、この入浴法を活用できるように思います。
「HSP入浴法」について、炭酸ガスが出る入浴剤を利用すれば、お湯の温度を40℃に下げても15分間入浴することで同じ効果が得られると紹介されていました。熱いお湯の負担が心配な人には良さそうですね。
ただし、「HSP入浴法」には見落としていた点があったようです。実は、毎日、あるいは1日おきにHSP入浴法を行ってしまうと、身体が「ヒートショック」に慣れてしまい、ヒートショックプロテインが作られなくなってしまうそうです。逆に、一度作られたヒートショックプロテインは一定期間維持されるらしく、4日に1度HSP入浴法を実施するのが良いそうです。毎日お風呂に入ったとしても、HSP入浴は4日に1度に控えないとダメみたいですね。うっかりしてました。
ちなみに、はかせはHSP入浴法を継続しています。といっても、本来は入浴後の10〜20分間の保温が必要ですが、保温はサボってサウナで言うところの外気浴で済ませてしまっています。それでも、以前の「カラスの行水」と比べてかなり体調がいいです。
とはいえ、しつこいようですが、それでもやっぱりスチームバス(スチームサウナ)の方が入浴中の気持ちがいいです。今は賃貸のマンション住まいなので我慢するしかありませんが、中古の分譲マンションのユニットバスにスチームバスを取り付けた母の浴室は快適なサウナルームです。スチームバスを取り付けてから一度も湯船にお湯を張っていないというから間違いありません。
先月のことになりますが、11月26日は「1126=いいふろ」と読めるので、「いい風呂の日」なのだそうです。それにちなんで、NHKあさイチでお風呂の特集をしていましたが、その中で先日、ここでも書いた「入浴法」が紹介されていました。
紹介された入浴法の中には、「40℃の湯に合計10〜15分間」と「42℃の湯に10分間」という似ているようで実は結構ちがうものがありました。そのうちの後者の「42℃」が「ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法」のようです。オリンピック選手がトレーナーの指導を受けながら実施しているとのことですが、入浴中の体温の上昇を把握しておくことで、この入浴法を活用できるように思います。
「HSP入浴法」について、炭酸ガスが出る入浴剤を利用すれば、お湯の温度を40℃に下げても15分間入浴することで同じ効果が得られると紹介されていました。熱いお湯の負担が心配な人には良さそうですね。
ただし、「HSP入浴法」には見落としていた点があったようです。実は、毎日、あるいは1日おきにHSP入浴法を行ってしまうと、身体が「ヒートショック」に慣れてしまい、ヒートショックプロテインが作られなくなってしまうそうです。逆に、一度作られたヒートショックプロテインは一定期間維持されるらしく、4日に1度HSP入浴法を実施するのが良いそうです。毎日お風呂に入ったとしても、HSP入浴は4日に1度に控えないとダメみたいですね。うっかりしてました。
ちなみに、はかせはHSP入浴法を継続しています。といっても、本来は入浴後の10〜20分間の保温が必要ですが、保温はサボってサウナで言うところの外気浴で済ませてしまっています。それでも、以前の「カラスの行水」と比べてかなり体調がいいです。
とはいえ、しつこいようですが、それでもやっぱりスチームバス(スチームサウナ)の方が入浴中の気持ちがいいです。今は賃貸のマンション住まいなので我慢するしかありませんが、中古の分譲マンションのユニットバスにスチームバスを取り付けた母の浴室は快適なサウナルームです。スチームバスを取り付けてから一度も湯船にお湯を張っていないというから間違いありません。
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