こんにちは。はかせです。
ちょうど1年ほど前に母と一緒にフィンランドへ行ったAさんが、先日、札幌の病院で診察を受けるために母の家に泊まっていました。
フィンランドのホテルではAさんと母は一緒にサウナに入ったそうです。サウナはもちろんフィンランドサウナで、ロウリュも楽しんできたそうです。
ところが、意外なことに、母は自宅のスチームサウナの方がよかったそうです。せっかくサウナの本場フィンランドまで行ったのに、サウナでロウリュをすると暑すぎて辛かったと話していました。
確かに、温度が70〜100℃の日本で一般的なドライサウナと比べて、フィンランドサウナは80〜90℃と温度が低いとはいえ、ロウリュをして湿度を上げるとかなり暑く感じるのでしょう。
それに対して、母の自宅のスチームサウナの設定温度は最高でも55℃です。けれど、湿度がほぼ100%なので、45〜45℃がもっとも快適な温度だといわれます。実際、母はいつもだいたい40℃くらいが暑すぎず気持ちよく入れる温度なのだそうです。ちなみに、はかせは42℃くらいがちょうどいいです。
今回、Aさんにまたスチームサウナへ入ってもらったので感想を聞いてみました。以前泊まったときにも入って、スチームサウナを気に入ったという話は聞いていましたが、もともと暑いサウナが好きだとも聞いていたので、感想を直接聞いてみたいと思っていました。
すると、なんと驚いたことに、フィンランドサウナよりもスチームサウナの方が身体が温まって気持ちがいいそうです。
この反応には正直、ホントに驚きました。てっきり、「やっぱり暑いサウナの方がいい」と言われるものだとばかり思っていましたので。
実は、Aさんはもともとゆっくりと入浴して温まる方ではないそうです。ドライサウナはウェットサウナ(フィンランドサウナのような湿度が低くないサウナ)よりも身体が温まるのが遅いことがわかっています(※)。スチームサウナはフィンランドサウナよりも湿度が高いので、温度が低くても身体が温まるのが速いのでしょう。
それに、今回は浴室の冷気も解消しているので、浴室にしっかりと蒸気がまわり、温度のムラも小さくなっています。身体全体が蒸気に包まれて温まるのを実感したそうです。
そんなわけで、スチームサウナを前以上に気に入ったAさん。自宅ユニットバスへの設置を検討していて、設置が可能かどうか今度現地調査へ行くことになりました。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてからにはなりますが。
(※)「医者が教えるサウナの教科書」加藤容崇(ダイヤモンド社), 「【サウナの科学】ドライサウナは体が温まりにくいって本当?」
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