こんにちは。はかせです。
今週は旭川や札幌でも初雪が降って、いよいよ本格的に寒い冬がやってきそうですね。
部屋の壁にあるアルデの給気口のフィルターを掃除するときなどにグリルをはずすと、裏側に白い花びらのような薄いプラスチック製のひらひらが付いているのに気づくと思います。下の図の中央に給気グリルの模式図があります。
実物はこのような状態で設置されているはずです。本来、標準で取り付けられているものですし、フィルターとはちがって数年で経年劣化するようなものではありませんので、付いていない場合は、紛失している可能性があります。
この花びらはプラスチックダンパーというもので、風が強い日などで給気口に大きな圧力がかかったときに、必要以上に外気が室内に入り込まないように調整する役割をします。下の図の真ん中の図で、外からの空気を示す矢印がグルっとUターンしているのは、強い風でプラスチックダンパーが一時的に閉じて外気を跳ね返している模式図です。
ちなみに、風が強い日には、キッチンのレンジフードや浴室の換気扇などからバタバタという音が聞こえることがあるかもしれませんが、似たような仕組みのバックドラフトダンパーという逆流を防ぐパーツが開いたり閉まったりするときに出している音です。
アルデの給気口には、ガラリの向きに加えて、必要以上に室内に冷気が入り込まないようにする、こうした工夫が施されていますが、冬にはどうしても給気が寒いという場合があります。そのため、給気口に新聞紙などを詰め込んでしまっているお家も見かけますが、このアルデのプラスチックダンパーにはそうした時期に侵入する外気を強制的に絞る調整方法も用意されています。
下の図のように、プラスチックダンパーの4枚の花びらは、1枚ずつそれぞれ固定できるようになっています。給気口に新聞紙などを詰め込む前に、まずは羽根の調整を試してみてください。
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