アルデ換気のメンテナンスでお家へうかがうと、給気グリルのガラリの向きが上向きになっていないことがよくあります。
アルデの給気口は独自の構造になっていて、ガラリの向きによって外から給気口を通って室内に入ってくる空気の流れをコントロールしています。
上の図の右端が給気グリルの室内側にあるガラリです。このガラリは下の図のように、羽根を上向きにすることにより、屋外からの冷気を跳ね上げて足下に直接冷気が下がって来ずに、室内の暖かい空気と交わるようになっています。
例えば、下の写真は賃貸マンションの給気グリルです。羽根の向きが同心円状のガラリなので、冷気が勢いよく下がってきます。
アルデの給気グリルも向きを正しく設置しないと、同じように冷気がまっすぐに足下に降りてきてしまいます。下の写真では、ガラリが下向きで取り付けられてしまっています。
お客さんの話によると、ケーブルテレビを設置した際に、写真に写っているケーブルが取り付けられたそうですが、おそらくそのときに工事を行なった業者が、誤った向きで取り付けたのでしょう。屋外の給気フードにガラリが付いている場合は、雨が内部に入り込まないようにガラリを下向きに取り付けますが、アルデの給気グリルのガラリは上向きに付けなくてはいけません。
クリーニングを行なったときに、ガラリも正しい向きに直しました。細かいことですが、室内の環境を少しでも快適にするためのアルデ換気システムの工夫です。