こんにちは。はかせです。
だいたい築30年近くになる物件に設置されていて、アルデ換気の中でももっとも古い機種がこの「タコ足」と呼ばれるオスカータイプです。原則、上から吊って設置する機種でしたので、小屋裏などの他には納戸の上から吊るしてある場合が多いです。
基本的には現行機種のAMPV DC150への交換となります。アルデの排気型集中換気を設置している住宅では、新築時に換気計算を行なって設計しているので、現行機種へ比較的スムーズに交換できます。なぜなら、本体に内蔵されたアルデ独自の自動換気量調整弁によって、本体を交換しても風量が維持されるからです。ダクトレスの壁付ファンは安価ですが、風の影響を受けやすく換気量が確保されず、強風時には逆流もします。
このお宅では納戸がオスカータイプの幅ぴったりに作られていましたので、外排気のダクトをDC150にそのまま繋げるように、交換後は縦に設置しました。本体前面のパネルをはずしてギリギリファンを清掃することもできます。
大きな住宅に設備室を設けて換気設備を設置する海外とは異なり、日本の狭い住宅では天井懐などに隠して設置する場合が多く、交換が難しいこともあります。設備の交換やメンテナンスのしやすさなどにまで配慮しているかどうかも、良い工務店選びのポイントの一つです。