2018年9月13日木曜日

北海道胆振東部地震で被災された皆様に心より御見舞い申し上げます。

北海道で震度7は、私の人生で初めてのことでした。北広島市の震度は5弱で、多少の落下物はありましたが、一番困ったのは、停電です。それでも6日夜の19時には復活。これ以上続くと冷蔵庫の食品が駄目になる恐れがあること、又、道路の信号が停止。ライフラインの全てがストップで、仕事をする環境ではなかったことです。

ただ、厚真の方に建てた物件は被害に遭わず安心しましたが、やはり、基礎から基準以上の造り方で施工したのが良かったと思っています。近頃、長期優良住宅の耐震等級2、3で建築している物件もちらほら。日本列島全て災害列島ですから、立地条件から精査し、いざという時に倒壊しない家造りが大事なことと痛感しています。

私の大疑問の一つは、何故、ブラックアウトになって、全道の電気が停止したのかということです。考えるに、北海道電力が、苫東厚真火力発電所で道内の全電力の40%強の発電を賄っていたことに原因があると思うのです。何故そんな危ないことをしていたのか?こんな公共性が高く、インフラがガタガタになるようなことを、どうしてやっていたのか?

答えは一つ。泊原発の再稼働にこだわり、苫東厚真火力発電所に頼る体制を維持していたことです。北電と政府に今回の電力停止の責任があるでしょう。

又、読売新聞等、数社は、だから泊原発を稼働していれば停電等生じなかったと書いていたそうですが、全く不見識というか、言いようのないバカ新聞です。地震の時、泊原発は外部電源を一時喪失。午後1時に完全復旧するまで、非常用ディーゼル発電機を起動し、使用済み燃料プールの冷却を続ける事態になっていたそうです。再度、震度7のような地震がきて、非常用電源が停止したら福島と同じようにメルトダウンして、大災害になったことでしょう。想像するにも恐ろしいことです。

今日で地震から丁度7日目、インフラは正常に戻り、スーパーやコンビニも正常の業務に戻りつつあるそうです。私達、家造りで業を営んでいる人達全員にお願いしたいことは、営利主義を第一目的としないで、街づくり、生活の場とした家造りが一番大事なことと考えて欲しいのです。

今回の経験したことのない地震災害に対しての一言でした。

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